当店の焙煎へのこだわり
コーヒーの素晴らしい味と香りの70%は、焙煎で決まります。
そのため、当店は特に焙煎にこだわって毎日、さまざまな研究をしています。
その中で生まれた、3種類(石焼、炭焼、熱風焙煎)の特徴的な焙煎は、他では真似の出来ない味のコーヒーを創ることが出来ました。
コーヒーの味と香りは、生豆を200℃、15分ぐらい焙煎することで、生まれます。
私たちは、コーヒーの味の70%は、焙煎で決まると思っています。
焙煎一筋50年、豆を見れば最高の味を造る焙煎方法が、わかるようになりました。
焙煎機は、頑固な“ドイツ・プロバット社焙煎機”を使っています。
“さし”で豆の色を見て、“ハゼ”で豆の声を聴き、炎の調整をするという、手作りの焙煎です。
豆を最高の状態に仕上げる、これが50年間、焙煎に携わってきた、“焙煎士 野守”の意気込みです。
焙煎方法は、豆にあわせて変わります。だから、当店では混合焙煎は行いません。
ブレンドも、手間はかかりますが、単品焙煎・アフターブレンドで、豆の持つ味と香りのハーモニーを、ブレンドで表現しています。
伝統の技(わざ)に、新しい技術の融合で、従来の熱風焙煎だけでなく、新しい焙煎の味をお届けしています。
炭の使った炭焼焙煎、石や日本刀の鋼・玉鋼を使い、やわらかな炎で豆を包み込み、じっくり焙煎する、石焼焙煎、玉鋼焙煎。熱風焙煎を加えた、4種類の焙煎の違いを味わうことができます。
玉鋼は、1000年以上の昔から、伝えられた鋼で、砂鉄から鉄を作る“たたら製鉄法”によって作られた、日本独特の鋼です。
世界一切れ味のいい日本刀の刃の部分は、この玉鋼を鍛えこと(鍛造:たんぞう)で、作り出されています。
玉鋼は、“日本刀の母”といわれる所以です。
従来の直火焙煎では、コーヒー豆に直接炎があたるため、焙煎のばらつきがありました。玉鋼を炎とコーヒーの間に置くことで、玉鋼の持つ熱伝道や表面の凹凸により、炎と熱が分散することで、釜の内が均質化され、コーヒー豆を芯からじっくりと焙煎することができるようになりました。“酸味が少なく、飲みやすい!和菓子にも合う、コーヒーだね!”お客様の評判です。